「車内嘔吐!」「車内にこぼした!」消臭スプレー使っていい?
消臭スプレーをたくさん吹きかけたシート。
シートクリーニングをすると
沢山の泡が…!!!
「なんでこんなに泡が出るのだろう」
この疑問を元にいろいろ調べた結果、
お客様にはシートクリーニングをする前に
消臭スプレーを使用することは
おすすめできないです~と
伝えるようになりました。
今回はシートクリーニングをする前に
消臭スプレーをおすすめしない理由を
お伝えできたらと思います!
目次
「車内にこぼしてしまった」ケース!
消臭スプレーを使用したい時というのは
何かをこぼしてしまったタイミングと
嘔吐やお漏らしをしてしまった時が
多いのではないでしょか。
まずはじめに、これまで小鳥商会にシートクリーニングの
ご依頼をいただいた「こぼしてしまって…」の
ケースをご紹介致します。
- コーヒー
- ココア
- チョコレートドリンク
- ラテ
- 中華ドレッシング
- カレー
- 煮物のつゆ
- 魚介類解凍時の水
- 灯油
- ラーメンスープ
です。
シートクリーニングで
さっと完了するものから
長く時間がかかるものまでたくさんご依頼を
頂いてきました。
「嘔吐した!」「こぼした!」
消臭スプレー使っていい?
車内嘔吐した時や、
何かを車内にこぼしてしまった時、
消臭スプレーは慌ててかけないでください!
これが小鳥商会の考えです。
消臭スプレー、宣伝としては
「消臭!抗菌!」がウリなので、
「スプレーかけておけば大丈夫でしょ!」
という方が多いかもしれません。
また近年では
ニオイ付けのスプレーも多くみられるように
なってきています。
しかし、ああいうものの成分は
『界面活性剤』が使用してあるのが
ほとんどです。
界面活性剤とは…
界面活性剤とは、
洗剤の主成分となるものです。
洗剤は界面活性剤と他の成分(香料や安定剤)で
できているというイメージです。
消臭スプレーの主成分「界面活性剤」で
ニオイをキャッチ!【超重要です】
消臭スプレーの主成分「界面活性剤」は
汚れやニオイをキャッチしてくれます。

洗剤をイメージすると
大変分かりやすいですよね。
洗剤を使うだけでみるみる汚れを
取り除くことができます。
消臭スプレーもそのイメージです。
1点お伝えしたい重要な点は
「洗剤はすすぎ洗いをする」というところ。
食器洗いでも、洗濯でも、
必ず洗剤を洗い流します。
そうすることによって、
汚れていたものがキレイになる。
しかし消臭スプレーは、
その後洗い流すことは稀です。
消臭スプレーをたくさん吹きかけた車内シート、
自宅で洗い流せませんよね…。
だからこそニオイや汚れを包み込んだ
消臭スプレーの元はそのシートに居続け、
尚且つ他の汚れやニオイまでも
吸着し続けます。
そのため、シートクリーニングをする前の
汚れやニオイに消臭スプレーを使用することは
小鳥商会ではおすすめしておりません。
【事例】車内シートに消臭スプレーを
沢山かけてお越しになったお客様
車内シートのお漏らしクリーニングを
ご依頼いただいた際、
お湯のみでシートの予洗いを
おこないました。
機械から出てきた汚水は
「あわあわ」!
「洗剤を使わずに洗ったのに
こんなに泡が出てくるんだ!!」
と驚きました。
消臭スプレーを除去するだけで一苦労…。
そしてニオイや汚れに
消臭スプレーで蓋をしてしまっているので、
ニオイが再来します。
そのため、かけても少量にしていただきたいです。
「新品のスプレー、ほとんど使い切りました!」
というお客様も中にはみえました!(笑)
予洗いでリセットしたところで、
そのニオイや汚れに合った洗剤を使用!
シートクリーニング完了まで
必死に作業をおこなっております。

消臭スプレーを使う前に
シートクリーニングを!
このように、消臭スプレーは
ニオイや汚れを包み込み、
一見「ニオイ無くなった~」と
思いがちですが、
原因の根本は除去できておりません。
シートクリーニングを行っても、
100%ニオイや汚れが取れない場合も
ございます。
その上でニオイを抑えるために
消臭スプレーを使用することは
良いかもしれません。
繰り返しにはなりますが、
元々の原因の上に
蓋をすることは本当におすすめできないため、
まずはお近くのシートクリーニング店へ
ご相談いただくことをおすすめ致します!
お読みいただきありがとうございました!

